谷口 碁石を入れる、碁笥[ごけ]の生産で全国シェアの半分以上を占める製造元。販売コーナーでは碁笥の原料となるケヤキをはじめ、栗、クワなどを使った木工製品が手に入る。姫タンス(一段)8800円(税込)、ちょっと便利箱1万1000円(税込)。
ボラ待ちやぐら 海上に4本の丸太を四角錐に組み、その上に人が座る漁業用のやぐら。海中に仕掛けた網にボラの群れが入るのを待つ漁法から、ボラ待ちやぐらと呼ばれている。最盛期には、町内に40基を超えるやぐらが立てられていた。平成8年(1996)秋を最後に、この漁法を行う漁師はいなくなったが、平成24年(2012)の秋に漁が再開された。現在は、根木と中居のポケットパーク、潮騒の道の3カ所で、ボラ待ちやぐらを見ることができる。
道の駅 あなみず のと鉄道の終着駅・穴水駅に併設した道の駅。駅舎に隣接した「穴水特産館 四季彩々」では「能登の塩」や干物などの特産品から、珠洲焼や輪島塗などの工芸品まで能登全域の品々を豊富に取り揃えている。また、穴水町中居出身の力士・遠藤関の応援グッズコーナーや鉄道グッズもある。周辺の「ぼらまちやぐら」や「能登大仏」など観光名所の情報コーナーも充実。
大円寺 寛永元年(1624)の建立で、元禄年間(1688~1704)に現在地に再建された。心岩上人作の人骨地蔵尊が有名。高さ4m33cmもある極彩色の地蔵尊で、顔・首・胸・両手・両足の白い部分は、誰にも拝まれることのない無縁仏の人骨が塗り込められているという。心岩上人の自画像図、念仏書、来迎図などを納めた什物堂[じゅうぶつどう]や、ツバキ、ボタン、アジサイなどが美しい庭園もある。