白峰温泉総湯 霊峰白山を望む大自然豊かな白峰地区。天然温泉100%のナトリウム-炭酸水素塩温泉で、全国でも希少な潤い豊かな絹肌を生む美人の湯だ。国指定重要伝統的建造物群保存地区にふさわしく、地元建材を使用した重厚な造りで、大きな窓や露天風呂から眺める風景が最高。サウナもある。
織りの資料館 白山工房 白峰地区に伝わる牛首紬は、平治元年(1159)の平治の乱に破れた源氏の落人が村人に伝えていったという織物。ここでは、繭から糸を紡ぐところから、撚糸[ねんし]、染色、糸繰り、そして機織りと一連の作業が見学できる。2匹の蚕が入った玉繭[たままゆ]を使うのが牛首紬の特色で、その玉繭から糸を引く技術は大変珍しく、その技術は石川県指定無形文化財にも指定されている。
大円寺 寛永元年(1624)の建立で、元禄年間(1688~1704)に現在地に再建された。心岩上人作の人骨地蔵尊が有名。高さ4m33cmもある極彩色の地蔵尊で、顔・首・胸・両手・両足の白い部分は、誰にも拝まれることのない無縁仏の人骨が塗り込められているという。心岩上人の自画像図、念仏書、来迎図などを納めた什物堂[じゅうぶつどう]や、ツバキ、ボタン、アジサイなどが美しい庭園もある。