ハイウェイ温泉諏訪湖(下り) 中央自動車道の諏訪湖SAの上下線に設けられた温泉施設。上り線の諏訪市、下り線の岡谷市とで入湯税が違うため、上下線で料金が異なる。上下線ともに男女別の浴場は小ぢんまりとした造りだが、いずれも諏訪湖が一望できる展望風呂で、特に夜景の美しさは格別だ。下り線は高台に位置しているため、眼下に雄大な諏訪湖を見下ろしながら入浴ができ、ドライブの疲れを癒すドライバーのオアシス的存在になっている。
おかや温泉美肌の湯ロマネット 泉質は炭酸水素イオンとメタケイ酸を多く含む女性にうれしい美肌の湯で、肌がすべすべになる。ステンドグラスの淡い光につつまれた円形のローマ風呂や、アロマ香る本格的なフィンランドサウナも人気だ。
諏訪湖SA【下り】 湖面を渡る風も爽やかな諏訪湖の畔にあるSAは、眺望のよさが自慢。温泉施設の「ハイウェイ温泉 諏訪湖」が人気で、上諏訪温泉から引湯される温泉は、肌にやさしいアルカリ性単純温泉。きれいな景色と温泉で癒されれば、ドライブの疲れもスッキリ解消できそう。諏訪湖を一望するレストラン「湖彩」では、信州の食文化「馬刺し」をのせた「さくら丼」が名物。長野県初出店の「上島珈琲店」や創業100年を超える地元のベーカリー「太養パン店」なども立ち寄ってみたい。売店では信州諏訪・岡谷の名物も豊富に揃う。
光徳寺 町並みを見下ろす高台にある、臨済宗の古刹。開山は明応9年(1500)。享保10年(1725)、林家によって建立された本堂は、うぐいす張りの廊下や山岡鉄舟の扁額、尾張徳川家の籠などがある。本堂横の庫裏[くり]には、天保年間に住職によって考案された車付きの籠を収蔵。入口石段下の祠に、女性を救うと伝えられる延命地蔵が祭られている。4月の祭礼が近づくと昼夜の気温差で石が夜露に濡れることから、汗かき地蔵の別名がある。本尊薬師如来は、慶長4年(1599)京の仏師・木山によるもの。中部49薬師第21番札所。
妙覚寺 本堂や、十王堂、鐘楼門[しょうろうもん]などが立ち並ぶ臨済宗妙心寺派の古刹。約700年前の創建といわれるが、火災で焼失後、享保11年(1726)に再建された。庭園は手入れが行き届き、四季折々の草花が彩りを添えている。本堂は平成30年(2018)に老朽化の為再建された。
白山神社 境内に檜やスギの天然木が繁る。石垣の覆屋[おおいや]の中には建武元年(1334)の棟札が残る間口1mほどの熊野、伊豆、白山、蔵王の4つの社殿(重要文化財)が並ぶ(拝観は要連絡)。いずれも一間社流造檜皮葺き[いっけんしゃながれづくりひわだぶき]の屋根が特徴的な長野県最古の鎌倉建築とされる。永享11年(1439)の銘のある鰐口も残され、木曽谷の文化の中心だったことがうかがえる。