小瀬鵜飼 5月中旬から10月中旬に長良川で行われる、千有余年の歴史をもつ岐阜県関市の小瀬鵜飼。平成27年(2015)に「長良川の鵜飼漁の技術」が国の重要無形民俗文化財に指定され、同年には「清流長良川の鮎」が世界農業遺産認定されている。見学は、完全予約制の関遊船の貸切か乗合の屋形船で。漆黒と静寂の闇にかがり火の下、鵜匠の巧みな手縄さばきで鵜が鮎を捕まえる古式ゆかしい伝統の技に感嘆する。
城山公園 高山城跡や二之丸児童遊園地などがある、なだらかな丘陵地一帯に広がる公園。標高687mの小高い山の頂上からは、天気がよければ乗鞍岳や穂高連峰が一望できる。春は桜、秋は紅葉の名所としても知られる市民の憩いのスポットだ。遊歩道が整備されており、散策、森林浴、バードウォッチングも楽しめる。
日枝神社 慶長10年(1605)、飛騨の国守金森長近が、城の鎮守と高山の南側地域の氏神として社地・社殿を寄進した。以来、北の鎮守・桜山八幡宮に対する南の鎮守として崇拝を集めてきた。春の高山祭はこの神社の例祭として行われる。本殿は流造、拝殿は三方に縁の付いた方三間寄棟造になっている。拝殿前の高さ43m、樹齢1000年の大杉は県の天然記念物。