西方寺 行基上人によって天平12年(740)に開基されたといわれ、堂を見守るように立つ杉の巨木が印象的な寺。安置される十一面観音菩薩は、奈津観音ともよばれ親しまれている。またミニ西国三十三カ所めぐりもあり、観音堂横の石段から山腹にかけて地蔵めぐりができる。ここからは弁天島や海岸線の眺めがいい。
マサヤ でこたんようかんは南伊勢産の名産品デコタン(でこぽん)を使ったご当地ようかん。残留農薬ゼロのデコタンのみを使い、添加物も一切使用していない。食べれば柑橘の甘酸っぱい香りが広がり、甘さ控えめで後味もすっきり。平成20年(2008)には南伊勢ブランド1号にも認定、鳥羽や賢島の各ホテルでも取り扱われる人気商品。
宿田曽 宿浦[しゅくうら]と田曽浦[たそうら]の2つの漁師町の総称。ともに遠洋漁業が盛んで、田曽浦は日本屈指のカツオの水揚げ量を誇っている。田曽白浜は海水浴で賑わい、そこから車で北へ15分の浅間山[せんげんさん]からは英虞湾の日の出、五ケ所湾の夕景が息をのむほど美しい。
専修寺 全国に600以上ある真宗高田派寺院の本山。平成29年(2017)11月28日、三重県初の国宝(建造物)に指定された、全国の国宝木造建造物で5本の指に入る大きさの御影堂や如来堂をはじめ、国指定重要文化財11棟も見応え十分で、広大な敷地内は見どころが満載。また、専修寺を中心に発展した寺内町は歴史的な街並みを今に伝えている。
神宮寺 行基が開いた真言宗の寺。明治初期までは伊奈富[いのう]神社の別当寺だった。本堂前の収蔵庫には、木造の薬師如来立像、持国天立像、多聞天立像、淳和天皇の像(いずれも重要文化財)を安置している。本堂には深沙大将(三重県文化財)を安置、収蔵庫前には鈴鹿市登録地域景観資産登録承認(樹)第1号の大ソテツがある。仏像拝観は事前に申込みを。ただし雨天の日は拝観不可。