桶重 三重県下で数少ない桶職人が、木曽サワラや杉、槙などの高級素材を使い、すし桶や花桶、おひつなどを手作りしている。白木の美しい桶は芸術品の趣がある。制作に日数がかかるため、店頭に希望の作品がない場合は、注文して後日送ってもらうことができる。価格は材質や大きさによって多少異なるが、中程度の大きさの花手桶で1万2000円~。手作りの温かみが感じられる。
専修寺 全国に600以上ある真宗高田派寺院の本山。平成29年(2017)11月28日、三重県初の国宝(建造物)に指定された、全国の国宝木造建造物で5本の指に入る大きさの御影堂や如来堂をはじめ、国指定重要文化財11棟も見応え十分で、広大な敷地内は見どころが満載。また、専修寺を中心に発展した寺内町は歴史的な街並みを今に伝えている。
神宮寺 行基が開いた真言宗の寺。明治初期までは伊奈富[いのう]神社の別当寺だった。本堂前の収蔵庫には、木造の薬師如来立像、持国天立像、多聞天立像、淳和天皇の像(いずれも重要文化財)を安置している。本堂には深沙大将(三重県文化財)を安置、収蔵庫前には鈴鹿市登録地域景観資産登録承認(樹)第1号の大ソテツがある。仏像拝観は事前に申込みを。ただし雨天の日は拝観不可。