東近江市ぷらざ三方よし 五個荘観光には欠かせない施設。まずはここを訪れ、五個荘を歩く計画を練ろう。てんびんおかき300円や胡麻せんべい350円などの物産品店、ごきげん館も併設され東近江市の物産品も取り揃えている。
東近江市近江商人博物館・中路融人記念館 てんびん棒を肩にかけて全国各地を行商した近江商人。東近江市は江戸時代、多くの近江商人を輩出した。この博物館では、近江商人の商法、教育、家訓、芸術などを映像や模型を使って紹介する。また、行商旅姿や商店の帳場、てんびん棒・千両箱・背負い風呂敷の重さ体験ができるコーナーもある。中路融人記念館では、湖国の原風景を生涯にわたり描き続けた日本画家・中路融人氏の作品を展示している。
五個荘金堂の町並み 近江商人発祥の地であり、中世に活躍した五個荘商人の拠点として栄えた町。現存の近江商人屋敷4館が一般公開されており、舟板塀や白壁の土蔵が数多く残る金堂地区の町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、日本遺産にも認定されている貴重なものだ。
医王寺 高時川を見下ろす静かな山間に立つ観音堂内に、細い目と薄い唇の端正な顔立ちが印象的な十一面観音立像(重要文化財)がある。平安時代の作。井上靖の小説『星と祭』に、「清純な乙女の姿をモデルにした観音さま」として紹介されている。拝観は奥びわ湖観光協会へ事前連絡が必要。
蓮華寺 聖徳太子が創建し、後に一向上人が再興した。鎌倉幕府崩壊とともに自刃した北条仲時[なかとき]と家臣の墓(史跡)が境内にあり、彼らの名前を記した「陸波羅[ろくはら]南北過去帳」(重要文化財)も残る。長谷川伸作の『瞼の母』で有名な、「番場の忠太郎」の地蔵も祀られている。