檜屋 興国寺門前に店を構える、天狗しょうゆの発売元。醤油のはじまりは、金山寺味噌の製造過程で出る汁の醤汁。ここ由良が発祥の地だ。商品名の天狗の名は、本堂を焼失した興国寺のために、赤城山の天狗が一夜にして本堂を建て直したという天狗伝説に因んだもの。故谷耕月老師題字の紀州天狗200ミリリットル(醤油注し)702円。天狗ぽん酢360ミリリットル(瓶)864円、金山寺味噌250g648円。紀州南部の梅干も販売。
紀州日高漁業協同組合 衣奈浦支所 衣奈そだちは、地元産のワカメを使った佃煮。添加物を加えず、砂糖や醤油などで炊き上げてある。シソ、サンショウ、ショウガの3種で、3パック970円~。乾燥わかめ、乾燥ひじき、ハリワカメ、真いわしを使った生アンチョビも販売している。また、今話題の食材「あかもく」を使った新商品「紀州あかもく」も販売開始。
温泉寺 龍神温泉元湯前の高台に立つ温泉寺は、弘法大師が開湯の折に瑠璃光薬師如来[るりこうやくしにょらい]を安置した草庵が始まり。宝永2年(1705)に明算[みょうざん]という僧侶が頑固な腫れ物を治した礼に薬師堂を再建したといわれる。
恋人岬 婦夫波[めおとなみ]とは、恋人岬と「陸の黒島」の間の狭い海峡に、東西から打ち寄せ合う波のこと。波が寄り添う姿からこう呼ばれ、波がぶつかりあって高く立つことから合掌波ともいわれる。また、恋人岬の斜面では、厳冬期を除いてブーゲンビリアの花も見られ、「陸の黒島」と少し沖に浮かぶ「沖の黒島」の美しい景観は、江須崎などとともに「すさみ八景」に選ばれている。