造山古墳 古墳時代中期のものと推定される前方後円墳(史跡)で全長350m、高さ24mの大きさは全国4位。墳丘に登ることができ、頂上には荒神社が祭られている。古代吉備国の首長の墓と推測されるが、埋葬者はいまだ解明されていない。
佐藤玉雲堂 約180年続く和菓子の老舗。豊臣秀吉に献上したといわれる、伝統の味・矢掛柚べし1本378円が名物だ。ほのかなユズの風味がする。ユズの中味をくり抜き、中に柚べしを詰めた丸柚べしは1個1000円~。すべて家伝の製法で手作りしている。
やかげ郷土美術館 赤松を使い、伝統工法で建築された町屋風美術館。矢掛出身の書家・田中塊堂[たなかかいどう]の『春水』[はるのみず]『賀歌』[がのうた]、洋画家・佐藤一章[さとういっしょう]『霧の朝』、『残雪の駒ケ岳』などの作品や宿場町関係の郷土資料を展示。高さ16mの水見櫓は、美術館のシンボルとなっており、最上階からは町並みを見渡すことができる。所要30分。
大通寺庭園(石寿園) 天平15年(743)の開基と伝わる曹洞宗の古刹、大通寺の書院北側に広がる江戸時代末期の池泉観賞式庭園。高峰山を借景にし、釈迦三尊石、坐禅石、須弥山[しゅみせん]石などを配した躍動感のある庭だ。春の桜、夏のスイレン、秋の萩など四季折々に趣がある。大通寺は、中国地蔵尊霊場第5番札所としても有名。