吹屋ふるさと村郷土館 国の重要伝統的建造物群保存地区となっている吹屋ふるさと村にある郷土館。明治12年(1879)に建てられた吹屋商人の代表的な屋敷を利用しており、2階建ての妻入り入母屋造りで、塗込造りの壁やベンガラ格子からは宮大工の仕事ぶりがうかがえる。館内では当時の生活史料などを展示している。
西江邸 宝暦元年(1751)に高品質なベンガラの礎となる本山鉱山を開抗し、ベンガラの原料となるローハとベンガラの大量生産を行った豪農商 西江家の代官御用所を兼ねた住宅は宝永2年(1705)に創建。楼門、郷蔵、手習い場等があり、予約で特別見学(1650円~)やベンガラ染体験ができる。
飛島 大飛島[おおびしま]と小飛島[こびしま]からなる飛島。大飛島では、奈良時代から平安時代にかけての祭礼遺跡が発見され、水晶球や小壷、皇朝銭、土師器[はじき]など多数の奉献品が出土した(出土品は笠岡市立郷土館に収蔵・展示)。磯釣り客も多く、夏には海水浴客で賑わっている。