道の駅 奥津温泉 美作三湯の一つである奥津温泉の温泉街を見下ろす高台に位置する道の駅。メイン施設の「旬彩市場 ふるさと物産館」には旬の野菜や山菜、果物、特産の食材を加工した品も数多く並んでいる。物産館内の「おばちゃんの味温泉亭」は、地元のおばちゃんたちが作る「田舎料理バイキング」が人気で、煮物や天ぷら、鏡野名物「かがみの田舎カレー」など豊富なメニューを味わえると好評。毎月第1日曜には「奥津うまいもん青空市」を開催。イベントでしか手に入らない特産品の販売や地元料理の振る舞いなどを楽しめる。
名勝 奥津渓 吉井川の上流、東洋一といわれる臼渕の甌穴群から奥津温泉にかけての渓谷で、清流が花崗岩をえぐり、甌穴[おうけつ]や滝など変化に富んだ景観をつくり出している。紅葉は澄み切った水が流れる渓谷の両側が鮮やかに彩られる景色を遊歩道やもみじ公園から見ることができる。渓谷には、天狗岩・琴淵・笠ケ滝・鮎返の滝など奥津渓八景と呼ばれる8つの見所がある。
佐藤玉雲堂 約180年続く和菓子の老舗。豊臣秀吉に献上したといわれる、伝統の味・矢掛柚べし1本378円が名物だ。ほのかなユズの風味がする。ユズの中味をくり抜き、中に柚べしを詰めた丸柚べしは1個1000円~。すべて家伝の製法で手作りしている。
やかげ郷土美術館 赤松を使い、伝統工法で建築された町屋風美術館。矢掛出身の書家・田中塊堂[たなかかいどう]の『春水』[はるのみず]『賀歌』[がのうた]、洋画家・佐藤一章[さとういっしょう]『霧の朝』、『残雪の駒ケ岳』などの作品や宿場町関係の郷土資料を展示。高さ16mの水見櫓は、美術館のシンボルとなっており、最上階からは町並みを見渡すことができる。所要30分。
大通寺庭園(石寿園) 天平15年(743)の開基と伝わる曹洞宗の古刹、大通寺の書院北側に広がる江戸時代末期の池泉観賞式庭園。高峰山を借景にし、釈迦三尊石、坐禅石、須弥山[しゅみせん]石などを配した躍動感のある庭だ。春の桜、夏のスイレン、秋の萩など四季折々に趣がある。大通寺は、中国地蔵尊霊場第5番札所としても有名。