つやま自然のふしぎ館 世界各地の動物、蝶、昆虫類、貝類、化石・鉱石類の標本を2万点展示。中国の珍獣キンシコウのはく製、博物館創設者・森本慶三の内臓実物標本など驚く展示物もある。歴史民俗館が隣接。両館あわせて所要1時間30分。
衆楽園 明暦3年(1657)、津山藩主森長継が別邸を建てたところに京都仙洞御所を模して造った池泉回遊式大名庭園。当時は今よりも3倍ほど大きく、他藩の使者をもてなすための接待所としても使われていた。中国山地を借景としており、南北に長い池には中之島、蓬莱島、紅葉島、霧島と4つの島が浮かび、風月軒と清涼軒が立つ。優雅な景観は国の名勝に指定されている。
飛島 大飛島[おおびしま]と小飛島[こびしま]からなる飛島。大飛島では、奈良時代から平安時代にかけての祭礼遺跡が発見され、水晶球や小壷、皇朝銭、土師器[はじき]など多数の奉献品が出土した(出土品は笠岡市立郷土館に収蔵・展示)。磯釣り客も多く、夏には海水浴客で賑わっている。