本蓮寺 正平2年(1347)に創建された法華宗の古刹。港が一望できる高台にあり、江戸時代には客殿が朝鮮通信使の宿泊所にあてられた。客殿内の謁見の間にある、長さ4.5mの欅[けやき]の一枚板でできた床板は必見。本堂・中門・番神堂は国の重要文化財、三重塔と祖師堂は県の重要文化財に指定されている。国内唯一といわれる海辺の三重塔は、海側からの眺めもよい。
牛窓かまぼこ屋 中光商店 昭和26年(1951)創業の練り物専門店。その日に獲れた瀬戸内の新鮮な魚介を使った天ぷら1枚100円~が、常時20種以上揃っているという豊富な品揃えがうれしい。どれも保存料、着色料を使わず、優しい味わいが特徴。おにぎりのような食感が楽しいごはんを使った天ぷらや、イカ墨を練り込んだものなどユニークな商品も多い。
飛島 大飛島[おおびしま]と小飛島[こびしま]からなる飛島。大飛島では、奈良時代から平安時代にかけての祭礼遺跡が発見され、水晶球や小壷、皇朝銭、土師器[はじき]など多数の奉献品が出土した(出土品は笠岡市立郷土館に収蔵・展示)。磯釣り客も多く、夏には海水浴客で賑わっている。