やかげ郷土美術館 赤松を使い、伝統工法で建築された町屋風美術館。矢掛出身の書家・田中塊堂[たなかかいどう]の『春水』[はるのみず]『賀歌』[がのうた]、洋画家・佐藤一章[さとういっしょう]『霧の朝』、『残雪の駒ケ岳』などの作品や宿場町関係の郷土資料を展示。高さ16mの水見櫓は、美術館のシンボルとなっており、最上階からは町並みを見渡すことができる。所要30分。
大通寺庭園(石寿園) 天平15年(743)の開基と伝わる曹洞宗の古刹、大通寺の書院北側に広がる江戸時代末期の池泉観賞式庭園。高峰山を借景にし、釈迦三尊石、坐禅石、須弥山[しゅみせん]石などを配した躍動感のある庭だ。春の桜、夏のスイレン、秋の萩など四季折々に趣がある。大通寺は、中国地蔵尊霊場第5番札所としても有名。
旧矢掛脇本陣高草家住宅 旧矢掛本陣から約400m東にある。金融業で財をなした高草家は、江戸時代末期に本陣の予備的施設である脇本陣に指定された。高草家には大名や家老らが宿泊したといわれ、出格子を構えた屋敷の奥には茶室や白壁の土蔵群が並んでいる。
葡萄浪漫館 岡山県井原市のぶどう産地、青野地区にある農特産物の直売所。ぶどうをはもちろん、野菜や果物・花卉、ジャムやお菓子、手作りの小物なども好評。ぶどうジュースやパフェも味わえるレストラン併設、パン作り体験(要予約)も行っている。また、農業や農村文化に親しんでもらるイベントなどを行っている。4月上旬:葡萄浪漫大神楽。4月下旬:ぶどうの里マウテンバイク大会。9月中旬:ぶどうの里ふれあいマラソン大会。11月下旬:あたごっち大作戦。
経ケ丸オートキャンプ場 広さ3万5000平方m、サイト数45、バンガロー7棟、クラブハウスや充実した施設を備えたオートキャンプ場。仕事帰りにでも行けるほどの便利な交通アクセスがポイント。テント、テーブル、バーナーなど何でも揃っていて、全サイトにAC電源を設置してある。5月上旬は藤の花が見ものだ。秋は紅葉が楽しめる。
中世夢が原 鎌倉から室町時代にかけて吉備高原一帯に見られたムラを考証に基づいて再現した公園。農家や山城、城主の館などが立つ。事前に連絡をすれば、竹とんぼ作り150円や藍染め800円などの体験も楽しめる。