道の駅 ひなの里かつうら 巨大なひな壇に無数の雛人形が飾られる「ビッグひな祭り」のメイン会場である「人形文化交流館」の隣にある道の駅。施設内には、本場讃岐で修業した大将が提供する、打ち立て茹でたてにこだわったうどんが楽しめる「みやこ家」、定食やモーニングサービスも行っている「喫茶オレンジ」があり、おいしい食事でドライブの疲れを癒せると好評。勝浦産の特産品や道の駅オリジナル商品を豊富に取りそろえる売店も完備。隣の棟の産直市場「よってネ市」では地元産の野菜や主婦グループの手作り総菜などを販売。
薬王寺 弘仁6年(815)の開基と伝わる四国霊場第23番札所。本堂へは女厄坂33段、男厄坂42段の石段があり、厄年の参拝者が1段ごとに硬貨を置いて登る姿が見られる。さらに、男女厄[だんじょやく]坂61段を登ると昭和39年(1964)に四国霊場開創1150年を記念して建てられた瑜祇塔[ゆぎとう]がある。
平等寺 延暦11年(792)、弘法大師が厄除祈願をしていると薬師如来が現れ、加持をするための水を求めて杖で掘ると乳白色の水が湧き上がり、その霊水で体を清め、薬師如来像を刻み本尊として安置したという。この水により人々が平等に救済されるようにと願いを込め寺号を付けた。本堂左手の井戸は、万病に効く「弘法の水」として崇められている。また、健脚に霊験あらたかで、ご利益を授かった参拝者が奉納した木製の車が、本堂に並べられている。本堂内の頭上には草花を描いた天井画が見事、一見の価値あり。
安楽寺 古くから温泉があったこの地を訪れた弘法大師が、温泉湯治のご利益を伝えた全国でも珍しい寺で、山号を温泉山という。大師自らが、現世の病気や災厄を救ってくれるという薬師如来を彫り本尊とした。現在の本尊は、難病快癒のお礼に奉納されたもので、元来の胎内仏として納められている。寺内には、京都大仏師・松本明慶師が彫った仏像が50体も安置されている。宿坊は、駅路寺(宿に困ったお遍路さんを泊める藩指定の寺)と定められてから400年以上の歴史を持っており、温泉のある宿坊として喜ばれている。