ホテル四季の里&いやしの湯 神山温泉 多くの人の疾病を癒してきた全国有数の成分の含重曹食塩泉で、遠方から湯治に訪れる人も少なくない神山温泉。「玉石の湯」と「青石の湯」の二つの浴場があり、いやしの湯の脱衣所や浴場内は畳敷きで、主浴槽は50人が一度に入れる大きなもの。温泉の独特のぬめりが心地よい。レストランで食事ができ、ホテル四季の里で宿泊も可能。
moja house(関西広域連合域内農林漁業体験民宿) 「もじゃ」とはバングラデシュの言葉で、「美味しい・楽しい」の意味。見晴らしの良い山の上にあり、築150年の木造平屋建住宅をリノベーションしたゲストハウス。豊かな山々に囲まれ、昔から続いている神山の暮らしが体験できる。神山の旬野菜をたっぷり使った、郷土料理やバングラデシュのスパイスカレー作り体験のほか、お茶や梅、野菜などを育てたり収穫する農業体験、梅シロップ作りなどの季節のワークショップが楽しめる。
薬王寺 弘仁6年(815)の開基と伝わる四国霊場第23番札所。本堂へは女厄坂33段、男厄坂42段の石段があり、厄年の参拝者が1段ごとに硬貨を置いて登る姿が見られる。さらに、男女厄[だんじょやく]坂61段を登ると昭和39年(1964)に四国霊場開創1150年を記念して建てられた瑜祇塔[ゆぎとう]がある。
平等寺 延暦11年(792)、弘法大師が厄除祈願をしていると薬師如来が現れ、加持をするための水を求めて杖で掘ると乳白色の水が湧き上がり、その霊水で体を清め、薬師如来像を刻み本尊として安置したという。この水により人々が平等に救済されるようにと願いを込め寺号を付けた。本堂左手の井戸は、万病に効く「弘法の水」として崇められている。また、健脚に霊験あらたかで、ご利益を授かった参拝者が奉納した木製の車が、本堂に並べられている。本堂内の頭上には草花を描いた天井画が見事、一見の価値あり。
安楽寺 古くから温泉があったこの地を訪れた弘法大師が、温泉湯治のご利益を伝えた全国でも珍しい寺で、山号を温泉山という。大師自らが、現世の病気や災厄を救ってくれるという薬師如来を彫り本尊とした。現在の本尊は、難病快癒のお礼に奉納されたもので、元来の胎内仏として納められている。寺内には、京都大仏師・松本明慶師が彫った仏像が50体も安置されている。宿坊は、駅路寺(宿に困ったお遍路さんを泊める藩指定の寺)と定められてから400年以上の歴史を持っており、温泉のある宿坊として喜ばれている。