小石原焼伝統産業会館 小石原焼の歴史や変遷、完成までを年表や発掘品、登り窯の模型や図解で分かりやすく解説。44軒ある窯元の新作を一堂に集めた展示室も見応えがある。茶室を併設、手びねりの陶芸体験(所要1時間30分、要予約)もできる。
棚田親水公園 大肥川とともに宝珠山川沿いでもほたるの観賞ができる。特に棚田親水公園の付近では、ほたるの生育環境を整えているため、毎年多くのほたるが飛び交う。平成29年(2017)の豪雨災害の影響でホタルの数が少なくなっている。
寺町 江戸時代に久留米城防御のため寺院が集められた町。17の寺院が建ち並び、今でも江戸時代の面影が残っている。それぞれの趣ある寺には、久留米で活躍した多くの先人の墓碑がある。最もよく知られた人物は、勤王の志士高山彦九郎・久留米餅の始祖の井上伝・久留米つつじの始祖坂本元蔵・洋画家古賀春江などがいる。
水天宮 全国にある水天宮の総本宮。安徳天皇の生母・高倉平中宮[たかくらたいらのちゅうぐう]に仕えた按察使局[あぜちのつぼね]伊勢が、壇ノ浦の合戦で滅亡した平家の霊を弔うために祀ったのが始まり。安産、子授け、水難除け、子どもの守護神として知られる。
福聚寺 足立森林公園の一角にある黄檗宗[おうばくしゅう]の寺。藩主・小笠原忠真[おがさわらただざね]が寛文5年(1665)に建立した。その後、幕末の長州騎兵隊の兵火や火災などで消失した。本堂は享保2年(1717)に再建。開山堂などは明治以降に建てられた。本堂裏に庭園があり、足立山を借景に自然石を配した雪舟庭は必見。裏山方面の境内は一部見学不可のところがあるので注意しよう。