阿蘇の酒れいざん醸造元 山村酒造 銘酒「れいざん」で知られる、宝暦12年(1762)創業の老舗酒蔵。酒造りに重要な寒暖の差、良質な水や米は、すべて阿蘇の自然が生み出したものだ。店頭ではれいざんの試飲ができ、自分好みの一品を選べる。事前予約で、酒蔵見学(無料)も可能。
高森湧水トンネル公園 昭和51年(1976)に中止となった、高森~宮崎県高千穂までの鉄道敷設計画により、途中まで掘られていたトンネルを公園として公開。トンネル内の気温は毎分32トンを誇る湧水により約17℃に保たれており、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができる。毎年7月に七夕まつりにて七夕飾りを、12月にはクリスマスファンタジーにてクリスマスツリーを約50基展示しており、昼間でも真っ暗なトンネル内を幻想的に照らしている。
城山公園 天草市街西方の小高い丘にある、別名「殉教公園」とも呼ばれる公園。江戸時代初期の寛永14年(1637)に起こった島原・天草一揆の戦没者をまつる「殉教戦千人塚」や、島原・天草一揆で使用された武器や国指定重要文化財の天草四郎陣中旗などを展示する「天草キリシタン館」などがある。桜の咲く時期には、多くの花見客で賑わう。
明徳寺 天草の乱後、江戸三代将軍家光の命により、キリスト教の禁圧を目的に天草で最初に建てられた禅寺。石段には小さい十字が刻まれていて、それを踏まないと入れないような工夫も、禁圧の厳しさを感じさせる。石段の入口に立つ異人地蔵は彫りが深く、文字通り異人の顔をしている。
からくり時計 人吉駅前にある、人吉城天守閣をイメージして作られたからくり時計。9~18時(11~2月は~17時)の間は毎時約3分間作動する。人吉の民謡や臼太鼓踊りの楽しい雰囲気につられて、相良の御殿様が庄屋どんの姿になりすまし、城下町におりてきて人吉温泉や球磨焼酎を楽しむユーモラスなストーリーになっている。