梅の木轟公園吊橋 平成元年(1989)にこの吊橋が架橋され、山奥にあり、なかなか見られなかった幻の滝「梅の木轟」を間近に見られるようになった。10月下旬~11月中旬の紅葉の時期は特に、山々と美しいコントラストを描く吊橋を見に訪れる観光客が多い。
五家荘 平家の里 九州中央山地の奥深く、五家荘の樅木吊り橋近くにある平家の里。茅葺き屋根の民家が並び、その先に朱色の鮮やかな神殿造りの平家伝説館や能舞台がある。落人の伝説や風習にふれて、遠い時代を偲ぼう。
城山公園 天草市街西方の小高い丘にある、別名「殉教公園」とも呼ばれる公園。江戸時代初期の寛永14年(1637)に起こった島原・天草一揆の戦没者をまつる「殉教戦千人塚」や、島原・天草一揆で使用された武器や国指定重要文化財の天草四郎陣中旗などを展示する「天草キリシタン館」などがある。桜の咲く時期には、多くの花見客で賑わう。
明徳寺 天草の乱後、江戸三代将軍家光の命により、キリスト教の禁圧を目的に天草で最初に建てられた禅寺。石段には小さい十字が刻まれていて、それを踏まないと入れないような工夫も、禁圧の厳しさを感じさせる。石段の入口に立つ異人地蔵は彫りが深く、文字通り異人の顔をしている。
からくり時計 人吉駅前にある、人吉城天守閣をイメージして作られたからくり時計。9~18時(11~2月は~17時)の間は毎時約3分間作動する。人吉の民謡や臼太鼓踊りの楽しい雰囲気につられて、相良の御殿様が庄屋どんの姿になりすまし、城下町におりてきて人吉温泉や球磨焼酎を楽しむユーモラスなストーリーになっている。