中村家住宅 約280年前に建てられた豪農屋敷で、沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している。享保10年(1720)頃には地頭職であったため、士族屋敷の形式としての風格もある。ほかにもトゥングワとよばれる屋根裏部分を物置きに使用するために屋根が低くなっている台所や、フールとよばれる豚小屋などに特徴がある。中世の日本の家屋と中国の建築の影響が随所に見られ、琉球時代の裕福な農家の暮らしを今に伝えている。
EMスパ コラソン沖縄 EMウェルネスリゾートコスタビスタ沖縄ホテル&スパ隣接のスパ施設。EMとは、自然界に存在する有用微生物群のこと。このEMを活用したリラクゼーションメニューを受けることができる。大浴場のほか、サウナや岩盤浴、眺めのよいリラクゼーションルームなど設備が充実。
中城公園 中城村と北中城村にまたがる県営公園。公園内の4か所に遊具の置かれた広場がある。南遊具広場にあるのは巨大トランポリン(9時30分~17時30分)。中央遊具広場には、巨大な複合遊具やターザンロープがある。幼児遊具広場は、未就学児向けで小型の複合遊具と砂場が設置されている。大人向けの健康器具を備えた健康遊具広場もある。小さな子どもから、高齢者まで、年齢に合った遊具で遊べる公園。大芝生広場でボール遊びができたり、かま場もあるのでデイキャンプ(予約制)もできる。
立神岩 切り立った断崖に囲まれた与那国島の中でも、東南部は最も厳しく、男性的な風景を持つエリア。荒い外海により気が遠くなるほどの時間をかけて造り出された奇岩が点在する。東崎からほど近いところでは、幾層にも分かれた断層を岩肌に見せるサンニヌ台がある。展望台からは、その名の通り軍艦のように見える軍艦岩が、今も波に洗われているのが見える。サンニヌ台から歩いて5分ほどの場所には、その岩の頂上から降りられなくなった若者が、神様に助けられたという伝説が残る立神岩が屹立している。
燐鉱石貯蔵庫跡 西港の手前に、昭和25年(1950)まで操業していた燐鉱石採掘事業の跡地がある。レンガの建物は鉱石を乾燥させた場所、左側の建物は貯蔵庫だった。ここで精製、乾燥された燐鉱石は、トロッコで西港へ運ばれ、北大東島外へ搬出されていた。燐鉱石採掘事業は戦前に最盛期を迎え、島の人口は2000人を超えていたという。国史跡に指定されている。