渡嘉敷島ホエールウォッチング~とかしきクジランド~ ザトウクジラが見られる冬期に催行される渡嘉敷島のホエールウォッチング。とかしきクジランドは、渡嘉敷島の5つのショップから成るホエールウォッチング団体で、開催期間中は協力してホエールウォッチングを楽しませてくれる。1ボート定員15名なので、ゆったりとウォッチングができるのもうれしい。10時の出航で所要は約3時間。集合場所は、基本的に宿泊先または渡嘉敷港で、前日に連絡してくれる。当日8時の天候により欠航の可能性もあるが、スタッフがきちんと対応してくれるので安心だ。
立神岩 切り立った断崖に囲まれた与那国島の中でも、東南部は最も厳しく、男性的な風景を持つエリア。荒い外海により気が遠くなるほどの時間をかけて造り出された奇岩が点在する。東崎からほど近いところでは、幾層にも分かれた断層を岩肌に見せるサンニヌ台がある。展望台からは、その名の通り軍艦のように見える軍艦岩が、今も波に洗われているのが見える。サンニヌ台から歩いて5分ほどの場所には、その岩の頂上から降りられなくなった若者が、神様に助けられたという伝説が残る立神岩が屹立している。
中村家住宅 約280年前に建てられた豪農屋敷で、沖縄戦の戦災を免れて琉球王朝時代の民家構造を完全に残している。享保10年(1720)頃には地頭職であったため、士族屋敷の形式としての風格もある。ほかにもトゥングワとよばれる屋根裏部分を物置きに使用するために屋根が低くなっている台所や、フールとよばれる豚小屋などに特徴がある。中世の日本の家屋と中国の建築の影響が随所に見られ、琉球時代の裕福な農家の暮らしを今に伝えている。