まんじゅうふかし 酸ヶ湯温泉に程近い八甲田・十和田ゴールドライン沿いにある湯治施設。東屋風の屋根の下に箱型の木製ベンチが設置されており、下から温泉の蒸気が立ちのぼるベンチに着衣のまま腰をかけて尻を温める。「ふかし湯」、「まんじゅふかし」ともいい、「まんじゅ」とは津軽弁で女性器のことで、婦人病、冷え性、腰痛などに効く。24時間利用は自由だが、周辺に電灯はないので注意。
酸ヶ湯温泉 八甲田連峰の主峰・大岳の西麓、標高約900mに位置する一軒宿「酸ヶ湯温泉」。江戸時代から、壮大なスケールのヒバ千人風呂を有する湯治場として愛されてきた古湯で、昭和29年(1954)には国民保養温泉第1号に指定された。総ヒバ造りで混浴のヒバ千人風呂は立ち寄り入浴も可能。熱の湯、四分六分の湯など4つの湯船に源泉の異なる乳白色の熱めの湯が溢れ、酸味のある温泉はじわじわと肌になじむ。男女別の小浴場「玉の湯」も利用でき、大自然と効能高い湯を合わせて楽しめるとして、東北屈指の人気を誇っている。
八甲田・十和田ゴールドライン 青森市と十和田湖を結ぶ国道103号の愛称で、爽快なドライブルート。萱野高原や八甲田山南麓の酸ヶ湯温泉、傘松峠を通り、奥入瀬渓流沿いに十和田湖へ至る約63kmの観光道路だ。途中、国道394号や国道102号と合流、重複して走るが、沿道の木々の向こうに山並みを望め、春夏秋冬の自然が造る美しさを体感することができる。冬期は雪のため、青森市街~酸ヶ湯温泉間のみ通行可で、春4月には酸ヶ湯温泉~十和田湖谷地間約8kmが開通し、道路の両側に雪壁がそびえ立つ雪の回廊が圧巻。
大円寺 高野山金剛峰寺[こうやさんこんごうぶじ]の末寺。大鰐の大日様として篤い信仰を集めているが、本尊は大日如来ではなく阿弥陀如来(寺伝大日如来)。高さ2mの木造阿弥陀如来座像(国指定重要文化財)で、鎌倉初期の作といわれ、ヒバ材を使用した寄木造[よせぎづくり]で、金箔が貼られている。
つきや 繊細な幾何学模様が美しい、青森伝統こぎん刺しの材料を扱っている店。こぎん刺しビギナーでも簡単に挑戦できるオリジナルのこぎんキットなどもあるので、ぜひトライしたい。毛糸はパピーやダイヤ毛糸、リッチモアなどが揃う。また、レザークラフトも取り扱っている。フェイスブックには商品の写真もたくさん掲載しているので、ぜひチェックしよう。