弘経寺 安土・桃山時代に結城家18代目当主秀康が、娘・松姫の菩提を弔うために建立したと伝えられる弘経寺。浄土宗関東十八檀林(宗派の学問所)の一つとしても知られる。寛保2年(1742)、江戸時代の結城の文化に多大な影響を与えた俳人・砂岡雁宕を頼って結城を訪れた与謝蕪村は、その後、弘経寺に身を寄せ、墨梅図や楼閣図などのすぐれた襖絵を残した。桜並木のある緑豊かな境内には雁宕の墓や蕪村の句碑がある。
真盛堂 結城市内の菓子店が昔ながらの製法で作る結城名物ゆでまんじゅうは、夏祭りに各家庭で江戸時代から作られていたもの。真盛堂のゆでまんじゅう1個98円は、やや厚手の柔らかな皮の中に、つぶ餡がたっぷり入っている。冷凍させた大福を自然解凍させて食べる、カフェオーレ大福1個140円も人気。
結城観光物産館 NPO法人結城まちづくり研究会が運営する物産館。結城市の特産品が大集結している。特に、桑茶30g350円、くわの実ゼリー(1袋250円と400円の2種類)など名産の桑を使った食品や工芸品が豊富で、一番人気は桑の実ジャム100g450円、150g600円、200g800円。
弘経寺 応永21年(1414)創建と伝えられる、浄土宗の名刹。十代目の了学上人に徳川家康の孫嬢千姫が深く帰依し、菩提寺と定めたところから、徳川家から本堂や鐘楼(現在再建設備中で見ることはできない)などの再建に多大な寄進がなされた。江戸時代初期の寺院建築の粋を極めた本堂平成19年(2007)改修をはじめ、仏具や調度に徳川幕府の威光が感じられる。本堂左手には千姫の墓がある。
亀城公園 土浦城の本丸と二の丸の一部を整備した城址公園。堀に囲まれた城の姿が水に浮かぶ亀に見えたことから、この名が付いたという。櫓門[やぐらもん]は江戸時代前期の城郭建築で本丸にある櫓門としては関東唯一のもの。亀城公園の東櫓は博物館付属資料館になっている。