清水寺 大同2年(808)開基の真言宗の寺。金北山や金剛山と並ぶ佐渡三霊山の壇特山[だんとくさん]を奥の院とする。天明元年(1781)に佐渡を訪れた木喰行道[もくじきぎょうどう]がつくった仏像は本堂に安置され、拝観できる。
中津川渓谷 信越国境の山岳地帯を流れる中津川の一部で、津南町見玉から長野県栄村切明までの全長26kmにおよぶ渓谷。両岸には巨大な奇岩が立ち並び、雄大な渓谷美をつくり出している。逆巻温泉~萌木の里(徒歩1時間10分)、萌木の里~見倉の吊橋~風穴(1時間30分)のトレッキングコースあり。特に秋の紅葉が美しい。
慈光寺 越後4カ道場の一つとして信仰を集めてきた曹洞宗の名刹。楠木正成の直孫、傑堂能勝禅師が応永10年(1403)に開いたとされる。参道の500mにわたって県天然記念物に指定されている樹齢300~500年といわれる杉並木が続く。本堂・庫裏・禅堂および衆寮・山門・回廊・経蔵の6棟が国の登録有形文化財に指定されている。
金刀比羅神社 こんぴら通り商店街の入口に鎮座。嘉永5年(1852)から明治24年(1891)の北前船全盛期に、和船模型を奉納し海上安全を祈願した神社。当時、船を造ると実物そっくりの模型も作り、船を守るこの神社に納めていた。今では貴重な資料となった精巧な模型28隻は国指定重要有形民俗文化財となっている。和船模型の見学は事前に電話を。