八橋かきつばた園 知立の無量壽寺[むりょうじゅじ]の境内にある回遊式庭園。毎年4月下旬~5月中旬にかけてカキツバタが咲く。歌人、在原業平[ありわらのなりひら]が「かきつばた」の5文字を句頭に入れた歌を詠んだことでも有名。境内の八橋史跡保存館(料金:150円、時間:4~6月のみ営業、9~16時、まつり期間中は9~17時無休、休み:月・金曜、電話:0566-81-4028)では、方巌売茶竹製笈など保存。
知立神社 池鯉鮒大明神[ちりふだいみょうじん]とも呼ばれた古社。日本武尊[やまとたけるのみこと]が東征の際に皇祖神を祀ったと伝えられ、まむし除けや雨乞い、安産の神様として信仰を集めている。境内には、室町時代に建てられた多宝塔(国重要文化財)をはじめ、舞楽面や能面、徳川家康の寄進状などの貴重な重宝が多く残る。毎年5月2日・3日の知立まつりでは、山車からくりなどを上演する本祭と、花車が繰り出される間祭が1年おきに交互に行われている(ユネスコ無形文化遺産)。
みどり湖 新豊根ダムが形成するダム湖であるみどり湖。その湖畔周辺の景色は、春は桜並木、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の自然の素晴らしい顔を見せてくれる。また、水位が下がると、湖底に沈んだ集落の立ち枯れた木々が湖底から姿を現す。
六所神社 徳川家康の産土神(生まれた土地の神様)で、安産の神様。華麗な彩色や彫刻は江戸時代のもので、中でも極彩色の本殿や楼門は荘厳な雰囲気。3年に亘る平成大修復が平成29年(2017)11月を以って竣功し、社殿建立当時の絢爛豪華な姿に蘇ったばかり。