寺町 江戸時代に久留米城防御のため寺院が集められた町。17の寺院が建ち並び、今でも江戸時代の面影が残っている。それぞれの趣ある寺には、久留米で活躍した多くの先人の墓碑がある。最もよく知られた人物は、勤王の志士高山彦九郎・久留米餅の始祖の井上伝・久留米つつじの始祖坂本元蔵・洋画家古賀春江などがいる。
湯の坂久留米温泉 久留米の市街地にある温泉施設で、宿泊・食事・エステなどと併せて利用できるのがうれしい。湯船も、寝湯、サウナ、露天風呂、家族湯(別途料金)と多彩に揃う。硫黄分を含み、肌がつるつるする温泉は女性客に好評。
吉金菓子舗 創業明治8年(1875)水天宮お守り干菓子。もち米を薄く焼いてユズ砂糖をはさんだ「いつもじ」1枚140円は久留米銘菓として有名。久留米の地場企業ブリヂストンタイヤをヒントにした「久留米タイヤもなか」1個184円など、地元にちなんだ菓子も好評。
福聚寺 足立森林公園の一角にある黄檗宗[おうばくしゅう]の寺。藩主・小笠原忠真[おがさわらただざね]が寛文5年(1665)に建立した。その後、幕末の長州騎兵隊の兵火や火災などで消失した。本堂は享保2年(1717)に再建。開山堂などは明治以降に建てられた。本堂裏に庭園があり、足立山を借景に自然石を配した雪舟庭は必見。裏山方面の境内は一部見学不可のところがあるので注意しよう。
御前湯 江戸時代には黒田藩が温泉奉行を置いたという、由緒ある二日市温泉にある共同浴場の一つ。筑紫野市武蔵財産区営御前湯が正式名称で、市民のコミュニケーションの場として作られた日帰り入浴施設だ。1階は気泡湯やジェットバスなどがある浴場、2階にある休憩室は有料。清潔で安全な温泉施設をモットーに営業している。