
割烹 満る岡
田山花袋の小説『田舎教師』にも登場した老舗。かつて、店の前をどかどかと流れる川の音から「どかどか」の愛称で親しまれてきた店だ。明治8年(1875)創業の伝統の味を受け継ぎ、うなぎをメインに川魚料理など和食を提供している。伝統のタレで焼き上げられたうなぎはやわらかくふっくらした味わい。うな重(上)肝吸い、お新香付き3024円。「彩の国さいたま景観賞」「浮き城のまち景観賞」を受賞した店舗は、古民家を思わせるレトロな外観で、店内は木材の梁が特徴のあるデザイン。モダンさを合わせもつ雰囲気の中、ゆっくり食事が楽しめる。忍城址に近く、絶好のロケーションにあり、食事の後に散策するのもよい。