そばとジャズの店 滝見屋 暖簾をくぐると渋い色のシックな店内。モダンジャズが静かに流れ、だしの利いためんつゆの香りが漂ってくる。老舗のそばは水が決め手。細打ちそばを喉ごしさわやかに食し、そばとジャズのコラボレーションでノスタルジーにひたれば、極上の休日が過ごせる。飲酒運転抑制のためアルコールは提供していないが、そばを味わいに立ち寄ってみては。
名代生そば由屋 十日町のそばはこしが強く、のどごしがいい。へぎという木の器にのったそばを何人かで食べるのがへぎそばだ。小へぎ(2人前)2200円(税別)。定休日以外にも臨時の休みがあるので、事前に営業日を確認してから訪れたい。
小嶋屋総本店 大正11年(1922)創業の新潟名物へぎそばの老舗で、皇室に5回献上したという歴史をもつ。店内の部屋ごとに異なるへぎそばをイメージした布海苔を練り込んだ土壁は、日本屈指の土壁職人・壁匠南雲賢一氏の創作。自慢のへぎそばは、つなぎに海藻のフノリを使用し、滑らかなのど越しと歯ごたえが特徴。国産の玄そばを石臼で自家製粉し、ツユには天然のカツオ節と昆布を使用するなどこだわりが感じられる。へぎそば1人前880円、天へぎ1人前1628円。
竹屋 佐渡の相川・姫津港に水揚げされた、旬の魚を使った料理が味わえる。イカのワタ(内臓)とタマネギやピーマンなどの野菜を陶板で蒸し焼きにするゴロ焼き(2人前)2400円~は、地味噌とバターの風味が格別の一品。会席コース3500円~は要予約。
割烹 夕鶴 佐渡歴史伝説館内にあり、庭園の池の上にせり出すように立つ。佐渡沖でとれた新鮮な旬の魚を盛り合わせた刺身定食1760円。スケソウダラを佐渡味噌で仕立てた鍋料理の「沖汁定食」(1540円~)は、秋~春先がおすすめ(要予約)。予約なしの場合、11月中旬~4月上旬は休業。
La Barque de Dionysos 新潟県の佐渡島にある、隠れ家的な存在のビストロ。食材は畑で丹精込めて育てたものや地魚をふんだんに使用。振る舞われる料理にベストマッチなワインが供される、こだわり抜いたディナーがクチコミで人気となった。メニューはおまかせコースのみ。