歌行燈本店 明治の文豪・泉鏡花の作品に桑名を舞台にした「歌行燈」という作品があり、作中、うどん屋でうどんをすするシーンが登場する。その店こそ、創業明治10年(1877)の「志満や」。現在の歌行燈本店なのだ。おすすめは、三重県産の天然地蛤を使った「焼蛤御膳」。イス席と座敷があり、合わせて60~70名座ることができる。
レストランRocca 六華苑に隣接した店舗からは、洋館を眺めながら食事やお茶が楽しめる。2000円~楽しむことのできるランチ、ディナータイムにはライトアップされた洋館も楽しめる。料理は、箸で食べれる気軽なフレンチ。来店の場合は予約がオススメ。
西洋食堂 文化亭 手間をおしまず、一から手作りする洋食が人気。蛤フライは注文を受けてから身をむいて揚げるのでプリプリした食感が味わえ、ハンバーグも驚くほどやわらかだ。多くの客が注文する文化盛りは、名物の蛤フライ、ハンバーグ、エビコロがワンプレートで味わえる贅沢なメニュー。日替りランチ1150円も評判だ。平均予算は、昼1150~1680円位、夜1350~3000円位。
一冨士 漁獲量が少ないために幻のカキとも呼ばれる、海山特産の渡利カキを味わえる希少な店。大台山系の清らかな水が流れ込む白石湖で育つカキは、えぐみが少なくうま味たっぷり。毎年訪れるファンも多い。渡利かきコース料理4620円。
ひさご 奥香肌峡に至る国道166号(和歌山街道)から僅かにはずれた家並みの中にある食事処。うなぎ料理をはじめ、夏は主人自慢の鮎の一夜干し600円などの鮎料理、冬は1人前からあるボタン鍋2500円~が人気。山の情報なども入手できるので、気軽に立ち寄ってみよう。
東洋軒本店 明治22年(1889)創業の老舗西洋料理店。名物のブラックカレー1080円は、松阪牛の背脂と小麦粉をじっくり炒め、完成するまで約1カ月ほどかかるこだわりメニュー。手間隙かけたルーは見た目の黒い色からは想像できない、まろやかな味わいだ。クリームコロッケやタンシチューなどの洋食やコース料理も充実している。