三宝港 青ケ島と八丈島を結ぶ「あおがしま丸」が入港する島唯一の港。港を作る適当な入り江がないため、根を利用して作られたという岸壁は、コンクリートで覆われた高さ200mほどの断崖絶壁の下にあり、1年を通して太平洋の荒波が押し寄せる。船が何日も欠航になることも珍しくない。久しぶりに船が着いた日には、港は島の人や山ほどの貨物で大賑わいとなる。国内で最後まではしけ作業が行われていた港としても知られている。青ケ島の地形と自然の厳しさを物語る荒々しい景観の港だ。
尾山展望公園 集落の背後にそびえる外輪山の北西部の尾根上にある公園。標高約400mの展望台からは、北の方角に八丈島の島影、南側には、まるでゼリーのような形の内輪山とカルデラが一望でき、類い稀な二重式火山からなる島の全容を観察できる。公園一帯の道は、歩きやすく整備された遊歩道となっていて、ハイキングコースを歩く時間も体力もない人にもおすすめ。
池之沢噴気孔群 内輪山である丸山の北斜面では、高温の地熱蒸気があちこちから噴き出している様子が見られる。蒸気が噴出する穴を島言葉で「ひんぎゃ」という。電気がない時代、島民はひんぎゃを暖房や調理などに利用していた。現在でも、池之沢噴気孔群近くにコンクリート製の蒸し器のような地熱釜(無料)があり、温泉玉子や蒸かしイモなどを作ることができる。散策やサウナ入浴の前にセットして、戻ってきたら蒸したてのアツアツを食べるといい。ただし蒸気はかなり高温なので、やけどに注意。
忠犬ハチ公像 渋谷駅ハチ公口にある秋田犬の銅像。言わずと知れた渋谷での待ち合わせスポット。ハチは大正~昭和初期に生きた秋田犬で、急死した飼い主の東京帝国大学農学部教授・上野英三郎の帰りを渋谷駅の前で約9年間のあいだ待ち続けたという犬。昭和9年(1934)に彫刻家・安藤照による像ができたが、ハチはその翌年に死亡。像も第二次大戦の金属供出によって失われたが、昭和23年(1948)に安藤照の息子・士[たけし]によって再建された。