奥裾花自然園 裾花川の源流部に広がる自然探勝公園。周囲1000mの範囲に密生するミズバショウ群生地は尾瀬をしのぐ規模で、春のGWから6月上旬頃まで咲き続ける。今池湿原から吉池、こうみ平湿原をまわる所要2時間のコースや、ブナの原生林を巡る所要4時間のハイキングコースなどが設けられている。4月下旬~6月上旬には、ミズバショウが咲き、6月下旬~7月には、吉池でモリアオガエルの卵塊を見ることもできる。
奥裾花渓谷 奥裾花湖から奥裾花自然園まで裾花川流域にわたる渓谷。高さ100mの絶壁が5km続き、四季折々のさまざまな表情を見せてくれる。地学的にも貴重な地層の宝庫で、太古の日本列島の様子がうかがえる化石群や岩窟、奇岩、おう穴などが随所に現れる。
戦没画学生慰霊美術館「無言館」 日中・太平洋戦争で戦没した、東京美術学校(現東京芸大)などで学んだ学生や、独学の画学生約120人の遺作160点ほどを展示している。彼らが愛用したイーゼルや画材、書簡なども展示しており、志半ばにして散った画学生の思いを今に伝えている。第2展示館あり。
塩田城跡 弘法山の山麓にあった塩田城は、元弘3年(1333)、塩田北条氏が滅亡した後、村上氏が統治したとされる。現在は、塩田城跡の石碑が静かに立ち、長野県の史跡に指定されている。その付近には約1.5kmにわたってあじさい小道が続き、7月上旬からガクアジサイが咲き誇る。
前山寺 弘法大師が修行霊場として開いた古刹。三重の塔は重要文化財に指定。縁[えん]や匂欄[こうらん](手すり)などが付いていない。未完成となるがゆえに、その姿が簡素で美しいことから、「未完成の完成塔」と呼ばれ親しまれている。名物の手作りのくるみおはぎ900円(4月~11月末までの10~15時、休み:木・金曜、要予約)は、地元産のオニグルミのタレが美味。塩田平散策コースの中ほどにあり、立ち寄る人も多い。