法輪寺 推古30年(622)に山背大兄王[やましろのおおえのおう]が、父聖徳太子の病気平癒を願って建立。土地の名にちなんで三井寺[みいでら]ともいわれた。法隆寺式伽藍配置をとり、七堂伽藍を完備していたが、創建当時の建物はない。法隆寺、法起寺とともに斑鳩三塔として美しさを讃えられた三重塔は1944年(昭和19)に雷火で焼失し、昭和50年(1975)に昔ながらの工法で再建された。講堂には、薬師如来坐像(重要文化財)と虚空蔵[こくぞう]菩薩立像(重要文化財)の2体の飛鳥仏と6体の平安仏を安置する。
太田酒造 造り酒屋ならではの酒粕を使った奈良漬が手に入る。地元でとれた新鮮な野菜を、焼酎と黒砂糖を加えた吟醸粕で何度も漬け替える無添加の自然食品。べっこう色が美しく、材料によって違う歯ざわりが楽しめる。朝掘りを生のまま漬けたタケノコやウリ、キュウリ、ダイコンなどの奈良漬、ナス、スイカ、生姜など300円~各種揃っている。
法隆寺iセンター 近畿を縦横に走る歴史街道情報を提供する観光案内所。斑鳩の里はもちろん、奈良県全体の観光案内もしている。観光ポイントや観光順路の説明のほか、ボランティアガイドの受付もしているので事前に問合せをしておこう。館内には、飛鳥時代、白鳳時代の軒瓦のレプリカなどさまざまな資料も展示されており、法隆寺西院や法起寺の伽藍を再現した模型は、ひと目で寺院の構成が分かるので散策前に見ておきたい。法隆寺の昭和大修理を支えた宮大工棟梁・西岡常一の業績も各種の資料をもとに紹介している。所要15分。
金峯神社 世界遺産 延喜式内大社名神大社。吉野山の奥千本にひっそりと立つ古社で、金峯山(吉野山から大峯山上ケ岳一帯)の地主の神。金精明神[こんしょうみょうじん]ともよばれる金山毘古神[かなやまひこのかみ]を祀る世界遺産の神社。中世以降、修験道の行場として知られる。藤原道長が参詣し埋納した金銅製の経筒(国宝)が江戸時代に発掘された。社殿を少し下った所に、追っ手に追われた源義経が身を隠したという義経隠れ塔が残る。追っ手に囲まれた際、屋根を蹴破って逃げたことから、蹴抜けの塔ともいわれる。
金剛寺 平重盛[たいらのしげもり]によって平安末期に創建されたと伝わる古刹。本堂に藤原時代作の本尊薬師三尊像を安置する。ボタンの名所としても知られ、季節には100種1000株の艶やかなボタンが咲き誇る。ツツジ、大山レンゲや小菊も美しい。