
新山神社 裸まいり
江戸後期に始まった修験行者の荒行が形を変えて伝承されて来たといわれる新山神社の小正月の行事。白鉢巻きに、白腹巻き、白足袋にわらじ履きの若者たちが、日本海から吹き上げる烈風と寒気の中、川で水垢離をしたのち、酒樽や鏡餅などの奉納品を持って隊列を組み、標高148mの東山山頂の神社目指して約2kmの参道を駆け上がる。法螺貝と悪霊を打ち払うという意味がある「ジョヤサ、ジョヤサ」の掛け声が勇ましく、辿り着いた神社で五穀豊穣、家内安全などを祈願。例年、裸まいりの参加者で境内は熱気に包まれる。