百手的神事 悪魔祓いの神事で、氏子全員の厄を背負って立った役主が弓を引き矢を放って悪魔退散を祈る意味を持つ。役主2人のうち年長者の方を大前、他方を小前といい、まず大前が「カンの矢」と大声で叫びながら的を目指して2本の矢を放つ。※状況により中止になる場合あり。
一夜嶽牛突き大会 隠岐の「牛突き」は承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇を慰めるために隠岐の人たちが、強そうな雄牛を集めては高覧に供した。約800年余りの長い歴史を誇る一夜獄牛突き大会が、「隠岐の牛突き」の千秋楽となる。決戦を前に豪華絢爛な土俵入りを披露するのが習わしである。
八朔牛突き大会 隠岐の島町佐山牛突き場で開催され、隠岐「牛突き」を代表する最も歴史ある大会。大会当日は島後の各地区から選抜された牛が集まり、激闘を繰り広げる。島根県無形民俗文化財に指定されている。※主会場の佐山牛突き場は変更になる場合がある。
青柴垣神事 天孫降臨に先立ち、高天原の神は大国主神が治める出雲の国は天孫が治めるべきであると使いを遣わす。大国主神はこれに対し、「私の一存では決められない」と御子神の事代主神へ答えを求める。美保で釣りをなさっていた事代主神は直ちに、「この国は天孫に献上すべきである」と答え、海中に青柴垣を造ると、その中に身を隠した。青柴垣神事はこの神話に由来する神事で、一年間海に入り潔斎をした氏子がそれぞれ大漁旗や榊で装飾をした2隻の船に乗り、一週間に及ぶ祭のクライマックスを迎える。 画像提供:美保神社