除夜の鐘(三徳山三佛寺) 1300年の歴史をもち、国宝の投入堂で有名な三徳山三佛寺。三佛寺本堂から奥院投入堂までの道中に除夜の鐘を行う鐘楼堂がある。当日は、三佛寺本堂前にてとちもち雑煮の接待もある。0時前からは山の上にある鐘楼堂より除夜の鐘が鳴り響く。鐘つきの希望者は要予約。
花湯まつり お釈迦さまの誕生を祝うとともに、その年の豊作と商売繁盛を祈る祭り。祭りのメインは「陣所[じんしょ]」とよばれる大綱引き。全て藤カズラで編まれた長さ約80m、重さ約2トンの綱を2本つなぎ、東西で引き合う。東が勝つと豊作、西が勝てば商売繁盛と伝わっている。
もちがせの流しびな 旧暦の3月3日、男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝などを添えて、災厄を託して千代川に流す。無病息災で一年間幸せに生活できるよう願う情緒豊かな民俗行事。昭和60年(1985)には「もちがせの雛送り」として県無形民俗文化財に指定された。当日は、流しびなづくり体験、着付コーナー、茶席などの催しもある。また、一部の特急列車が臨時停車する。