大日堂舞楽 鹿角市八幡平地域に伝わる古式舞楽で、国の重要無形民俗文化財に指定されており、またユネスコ無形文化遺産にも登録されている。1300年近く前に大日堂が再建された際、都から来た楽人が伝えたともいわれる舞楽は、周辺の4集落の人たちによって奉納・継承されてきた。舞は正月2日の未明から各集落で始まり、夜が明けた頃に舞う人たちの行列が大日霊貴神社(大日堂)に集まる。堂内での厳かな舞は昼前まで続く。
毛馬内の盆踊 品のある静かで優雅な洗練された盆踊り。舞う姿も紋付を羽織り、伝統のたたずまいを感じさせる。太鼓の音に合わせて踊る「大の坂」と、唄のみで踊る「甚句」の2構成。踊り手は男女とも頬被りをし、紋付きに蹴出し、きらびやかな帯の衣装が特徴的。2022年11月にユネスコ無形文化遺産に登録された。 画像提供:毛馬内盆踊り振興会
鎮火祭(ジャジャシコ祭り) 火伏せの祭り(鎮火祭)。扇田神明社で鎮火祭の神事を行ったのち、錫杖を持った火消し組(消防団員)を先頭に、太鼓・法螺貝を鳴らしながら町内各家々回ってお祓いをし、屋根に水をかけて無火災を祈る。
御味噌埋式(東湖八坂神社の統人行事) 東湖八坂神社祭統人行事の一つ。2つの桶に詰めた味噌を境内の御味噌埋場の地下約3mに埋める。参加者に豆の粉おにぎりが振る舞われる。一年間にわたる諸祭事が統人によって執り行われる。
横手の雪まつり かまくら 横手の「かまくら」は約450年以上の歴史をもつ、小正月に行う詩情豊かな民俗行事。雪の山をくり貫いて雪室をつくり、奥に水神様を祀り、お神酒、甘酒、お餅などを供える。期間中は約60基の大きなかまくらと無数のミニかまくらに灯がともり、まちを彩る。 画像提供:一般社団法人横手市観光協会