
轟秋祭り
海部川支流の王余魚谷川[かれいたにがわ]にかかる轟本滝近くに鎮座する轟神社の例大祭。轟神社は天正19年(1591)創建と伝わり、轟本滝をご神体とする水の神様を祀る。轟神社でお祓いを受けた後、「暴れ神輿」ともいわれる神輿が出発。前日から2時間毎に滝で禊ぎをした白装束の担ぎ手によって、神輿が急傾斜の140段の石段を駆け下り、轟本滝そのものを神社とする轟本滝神社へ。轟九十九滝の一つである落差58mの幽玄な轟本滝の滝壺に、担ぎ手と神輿が入り込んで健康・安全・平和を祈願する滝渡御は、実に勇壮で壮観だ。