桜花祭 大阪平野の東、奈良盆地との境に連なる生駒山麓の樹々に囲まれてたたずむ枚岡神社。奈良の春日大社は、この社の二神を勧請したということで「元春日」ともよばれ、藤原氏の隆盛とともに栄えた。参道南側には梅の名所として知られる枚岡梅林、神社の北東には桜やツツジが咲く公園がある。
枚岡神社 注連縄掛神事(通称:お笑い神事) 年末の予祝行事の一つで、早朝から総代によって綯われた注連縄が張り渡され、その前で宮司、神職、総代、氏子が「アッハッハ」と大いに笑う。「天の岩屋戸神話」を彷彿とさせる神事。神事で使う笑福守(1000円)を受けてから参加しよう。20分間、大笑いをして心の岩戸を開こう。※2024年は参道にピザや水餃子など様々な店舗が出店、ライブ配信も同時に行われる。
楠公さくら祭 四條畷神社には、楠正行を主祭神とした楠正時・正家を含む将士24人が祀られる。境内には、楠・桜・紅葉などが植えられており、特に春と秋の景観が見事。明治23年(1890)に明治天皇の勅許により御鎮座し、その御鎮座日の祭りが楠公さくら祭。居合や踊りなど各種奉納行事が催される。
裏千家家元献茶式 水無瀬神宮境内から湧き出る御神水「離宮の水」(取水時間6~17時)は全国名水百選に選ばれた。名水が湧き出る同宮では茶人の祟敬も篤く、毎年4月5日には裏千家家元の御奉仕による献茶祭が祭神・後鳥羽天皇、土御門天皇、順徳天皇に対して斉行され、一日中境内は賑わう。重要文化財である後水尾天皇ご好愛の茶室「燈心亭」(要予約)がある。