大文字の送り火 四万十市間崎地区の盆行事で、小京都・中村に夏の終わりを告げる風物詩。旧暦7月16日、山の神を奉っている十代地山の中腹の草木を大の字形に掘り、そこに地区の各戸から集めた松明を配して焚き火を行う。応仁の乱を逃れて中村に下った一條教房の息子・房家が、父と祖父の霊を鎮めるため、また京都を懐しんで送り火を焚いたのが始まりといわれる。 画像提供:一般社団法人四万十市観光協会
神田祭(どろんこ祭り) 鎌倉時代創建と伝わる若宮八幡宮の豊作祈願の祭り。起源には諸説あるが、400年以上の伝統をもつ祭りで、女性が男性の顔に泥を塗ることから「女天下のどろんこ祭り」の呼び名がある。泥塗りはすぐ近くの儀式田で開催。平笠に浴衣姿の早乙女たちが田植えを終えたのち、桶に入れた田の泥を、地元の男性や観光客などの顔に塗って回る。泥を塗られるとその夏は病気をしないといわれ、進んで顔を出す人も。※状況により初日のみの開催となる場合あり。
牧野公園さくらまつり 佐川町出身の植物学者・牧野富太郎博士にちなんで名づけられた公園。「さくら名所100選」に選定されている。公園内には約350本の桜が植えられている。現在、桜のみならず牧野博士ゆかりの山野草を植栽し、四季を通して楽しめる公園へと進化している。 画像提供:佐川町
鏡野公園桜まつり 「さくら名所100選」に選定されている園内には約600本の桜があり、半数以上が樹齢60年を超える。その咲き誇る様子は見事だ。サトザクラなどもあり、四国では遅くまで桜を楽しむことができる。