
二戸まつり
二戸市福岡地区にて開催される岩手県北最大級の山車まつり。呑香稲荷神社、愛宕神社、秋葉神社の三社大祭。神輿を先頭に豪華絢爛な8台の山車が、掛け声とともに市街地を練り歩く様子は、二戸に秋の訪れを感じさせる風物詩である。盛岡藩の祈願所となっていた呑香稲荷神社に、第34代藩主南部利雄公が宝暦13年(1763)に寄進したといわれる珍しい形状の六角神輿があり、その神輿行列がまつりの起源とされている。幕末から明治にかけて人びとの生活の様子を描いた歴史絵巻物「陸奥の土風」の行列をはじめ、様々な催しが行われる。