信貴山朝護孫子寺 柴灯護摩供火渡り大祈願会 「信貴山寺」とも呼ばれる古刹・信貴山朝護孫子寺の大護摩供養。境内に設けられた四方に結界をめぐらした斎場(道場)で行わる儀式で、火渡りの前の信貴山僧侶と山伏姿の修験者の「山伏問答」や、法斧・法弓・法剣などの道場清めの儀式もみどころのひとつ。ほら貝の音を合図に斎場中央に作られた柴灯護摩壇に点火、燃え盛る火に護摩木をくべながら厄除けの護摩が行われる。護摩後、燃え落ちた護摩壇の灰の上を修験者が無病息災の呪文を唱えながら裸足で火渡りをする。一般参詣者の「火渡り」も受け付けている。
おたいまつ(修二会) 17時から日中法要(薬師悔過)。19時からは大松明11本が桜花満開の境内を行道し、本堂の白壁がオレンジ色に輝くさまは古代に戻ったような風情。本堂では、桃の生花、南天、灯明の明かりで薬師如来の顔が浮かび上がるなか、天平時代から伝わる法要が営まれる。東大寺の二月堂修二会を始めた実忠和尚の御歯塔があるため、現在も東大寺から僧侶が出仕して行われており、長い歴史がある。※駐車場がないため公共交通機関の利用を推奨