
阿月神明祭
正保元年(1644)から続く厄除け・豊作を祈願する旧正月行事で、国指定重要無形民俗文化財。現在は2月11日に、阿月の浜に鎮座する東神明宮と西神明宮の社前の浜で行われる。「神明踊り」や「長持ちじょうげ」など奉納される神事は多い。なかでも「裸ん坊」と呼ばれる若者たちが、早朝に長さ約20mのご神体「神明」を立て起こす「起こし立て」や、神明に火を放って赤々と燃し上げる夜の「はやし方」は迫力満点。最後に燃え盛る神明が引き倒され、ご利益があるという先端部分の飾りや御幣などが持ち去られる。 画像提供:(C)阿月公民館