高津柿本神社節分祭 家内安全、無病息災を祈って益田市の著名人・年男が豆をまく節分の祭り。石見神楽の上演もある。高津柿本神社は鴨島に聖武天皇の勅令で建立されていたが、万寿3年(1026)の大津波により陥没したため、松崎に建立。約650年鎮座したが、津和野藩主・亀井茲親によって移築され、現在にいたる。豆まき神事は11時と15時30分に行われる。
グラナリエ2024 in グラントワ 美術館と劇場が一体となった複合施設「グラントワ」の冬の風物詩。イルミネーションが中庭広場の水盤やその周りをぐるりと囲む回廊のガラス窓に反射して、ステンドグラスのように輝く。水面に映るクリスマスツリーも幻想的。
益田七尾まつり 菅原道真公を祀った天満宮には「大小行司の行列」という行事が多く存在している。益田市の「七尾まつり」は、明治16年に益田天満宮が「大小行司の行列」を防府天満宮から移入する形で始まり、それ以来約130年の歴史を誇る行事となっている。古式ゆかしい大小行司行列や、中世の益田氏の武者行列が旧市内を練り歩く。メインステージでは石見神楽などの上演も行われる。
青柴垣神事 天孫降臨に先立ち、高天原の神は大国主神が治める出雲の国は天孫が治めるべきであると使いを遣わす。大国主神はこれに対し、「私の一存では決められない」と御子神の事代主神へ答えを求める。美保で釣りをなさっていた事代主神は直ちに、「この国は天孫に献上すべきである」と答え、海中に青柴垣を造ると、その中に身を隠した。青柴垣神事はこの神話に由来する神事で、一年間海に入り潔斎をした氏子がそれぞれ大漁旗や榊で装飾をした2隻の船に乗り、一週間に及ぶ祭のクライマックスを迎える。 画像提供:美保神社