池本売店

富士山の伏流水が湧き出た池、忍野八海の水面をラムネ味のブルーで再現。透き通る水面を感じさせる爽やかな味わいだ。

富士山の伏流水が湧き出た池、忍野八海の水面をラムネ味のブルーで再現。透き通る水面を感じさせる爽やかな味わいだ。

新潟県出身の、富士山に魅せられた写真家・岡田紅陽の作品約50点を常設展示。代表作『湖畔の春』は、1000円札のデザインの元になったことでも知られる。遺品などこれまでの軌跡をたどる貴重な資料を展示したコーナーもある。併設する小池邦夫絵手紙美術館との共通観覧券500円で鑑賞できる。

さかな公園内にあり、折り紙(100円)や粘土工作(大200円、小180円)を行うことができる。

さかな公園内にある、透明度の高い富士の湧水をつかった淡水魚専門の水族館。二重回遊水槽では、内側に小魚が、外側に大型魚が泳ぐ姿を見ることができる。

忍野村にできた水と森のテーマパーク。園内は2つの施設を囲むように芝生公園、川、池が整備されている。

忍野八海の中でも最も湧水量があるのが湧池。周囲には茅葺屋根の水車小屋やみやげ店が立ち並び、多くの人々が訪れる忍野八海を代表する池だ。面積152平方m、水深4m、池底にある珪藻土の水中洞窟からセキショウモを揺れ動かしながら湧き出す水は、環境庁(現・環境省)の名水百選に選定され国指定の天然記念物になっているのが納得できる澄み切った美しい水。富士山根元八湖霊場(八大竜王)では徳叉迦[とくしゃか]竜王の五番霊場となっている。世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部。

湧池のそばに、阿原川と合流するようにある池。面積36平方m、水深50cm、忍野八海の1つだが湧水量はわずかで、かつては濁っていたことから濁池の名がある。伝説では、一杯の飲み水を求めた乞食のような姿の行者に対して、池の地主の家の老婆が冷たく断った途端、池の水が濁ってしまったという。現在は井戸水が入り込んでいるため澄んでいる。富士山根元八湖霊場第六番霊場で守護神は阿那婆達多 [あなばだった] 竜王。国指定天然記念物で環境庁(現・環境省)の名水百選、世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部。

阿原川沿いの草むらにある面積79平方m、水深3mの池。環境庁(現・環境省)の名水百選に選定され国指定の天然記念物ともなっている忍野八海のうちの1つで、池の底の砂地から砂を巻き上げるように水が湧き出しているのがよく分かる。銚子池の名はその形から。結婚式の最中におならをしてしまい、それを恥じてこの池に身を投げた花嫁の伝説から「縁結びの池」の名も。富士山根元八湖霊場(八大竜王)四番霊場として和脩吉[わしゅきつ]竜王を祀る。世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部。

旧豪族屋敷地に、富士山を背に茅葺き屋根の民家が立つ光景が風情ある資料館・食事処「榛の木林」。敷地内の榛の木林資料館そばにあるのが忍野八海の1つ、底抜池。面積208平方m、水深1.5mの池は、木々に囲まれた静かな環境にあり、八海の中では最も昔の景観を保っている。お釜池とは地底で水脈が繋がっているといわれており、環境庁(現・環境省)の名水百選の1つで国指定天然記念物。富士山根元八湖霊場(八大竜王)三番霊場で娑加羅[しゃがら]竜王を祭る。世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産でもある。

鏡池の東側にある面積281平方m、水深50cmの池。その名の通り、池畔にはショウブ(サトイモ科)と外来種のキショウブなどの植物が自生する。その昔、病気の夫のために、妻がこの池の水で身を清めて祈ったところ37日目に神のお告げがあり、池の菖蒲を夫の身体に巻くと病気が全快したという伝説がある。富士山根元八湖霊場第八番霊場で守護神は優鉢羅[うはつら]竜王。国指定天然記念物であり、世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一部。環境庁(現・環境省)の名水百選にも選定。