客神社

社殿入口から廻廊を進み、最初に参拝できる神社。平清盛の造営時の面影を残している。嚴島神社におけるほとんどの祭典はここから始まる。本社同様、国宝に指定されている。

社殿入口から廻廊を進み、最初に参拝できる神社。平清盛の造営時の面影を残している。嚴島神社におけるほとんどの祭典はここから始まる。本社同様、国宝に指定されている。

豊臣秀吉が建立した入母屋造の大経堂。工事の途中で秀吉が死去したため、天井の板張り、正面入口などが未完成のまま現在に至っている。畳を敷けば、857畳あるといわれるそのスケールの大きさから、通称千畳閣とよばれている。

嚴島神社の西側の丘に大永3年(1523)に建立された国の重要文化財。純和様を基調としながら、天竺様や禅宗様を取り入れた建築様式は周辺の景観とも融合し、深い朱の美しさを一層強めている。

霊峰・弥山には、弘法大師の足跡を残す遺跡が各所にある。大聖院はそれらを統括する真言宗御室派の大本山であり、宮島で最古の歴史を持つ寺院である。本堂には、豊臣秀吉が朝鮮出兵の折、海上安全を祈願した波切不動明王が、観音堂には十一面観音菩薩が祀られている。

島民が宮島を今日の隆盛に導いた平清盛の遺徳をたたえ、霊を慰めるために昭和29年(1954)に創建した神社。西松原と呼ばれる砂州にあり、朱塗りの鳥居と小さな社がある。

海を敷地に見立てた独創的な構成と、平安の建築美を誇る壮麗な古社。推古天皇即位の年(593)の創建と伝えられ、仁安3年(1168)平清盛が、現在ある寝殿造の様式を取り入れた社殿を造営した。本社を中心に、海へ突き出した平舞台[ひらぶたい](国宝)、高舞台[たかぶたい](国宝)、能舞台[のうぶたい](重要文化財)、客[まろうど]神社(国宝)など20数棟が、総延長約270mにも及ぶ朱塗りの回廊で結ばれている。

陸奥の松島、丹後の天橋立と並ぶ日本三景のひとつ。広島湾北西部に浮かぶ周囲約30kmの島で、標高535mの弥山[みせん]が最高峰。古くから「神の島」と呼ばれ、島そのものが信仰の対象とされてきた。現在は島全体が国指定の特別史跡・特別名勝。島内には嚴島神社をはじめ、五重塔や千畳閣、大聖院、紅葉谷公園、宮島水族館などみどころが満載。表参道商店街や町家通りの散策も楽しい。満潮時に大鳥居と社殿が水上に浮かんだように見える嚴島神社は、その奇想天外さと優美な建築美、背後の弥山原始林の自然美との調和から世界文化遺産に登録された。

古くから「神の島」と呼ばれ、嚴島神社が鎮座する宮島の最高峰を成す山。大同元年(806)、弘法大師の開創以来、山岳信仰の霊峰として崇められ、現在は弥山原始林が嚴島神社とともに世界遺産に登録されている。「弥山に登らずして宮島を論ずるなかれ」という伊藤博文の言葉があるように、原始林の中を歩き、山頂から大パノラマを望む気分は格別。標高535mの山頂へは、2つのロープウエーを乗り継ぎ、終点駅から弥山本堂や弥山霊火堂を経て徒歩で30分ほど。山頂展望台からは瀬戸内海が一望できる。石段やアップダウンが多いので歩きやすい靴で。

宮島の表参道商店街を抜けたところから嚴島神社へ至る参道途中の海岸。御影石の大きな鳥居が立ち、総燈明(石灯籠)がズラリと並ぶ。すぐ目の前には大鳥居が眺められ、厳島八景の1つ「御笠浜暮雪[みかさのはまほせつ]」でも知られる。ライトアップされた大鳥居を望むベストスポットで、夕景の美しさも格別だ。

明かりが灯った石灯籠が立ち並ぶ趣のあるスポットで、嚴島神社や大鳥居のライトアップ、対岸の御笠浜が一望できる。