堤梅団地 平安時代、歌人として知られる藤原実方が陸奥守として赴任した折、大河原の梅を和歌に詠んだことから後に「梅が枝荘[うめがえそう]」と呼ばれた大河原町。戦前の昭和初期に食料増産のため堤地区で梅の苗木を植林したのが始まりで、今も「梅の里」として知られている。堤梅団地には、現在約6万平方mの畑地に「白加賀」や「南高」など、3000本余りの梅が植えられており、収穫された梅は梅干や梅ジュースなどに加工されている。堤梅団地は私有地で、梅を生産する畑のため節度をもっての見学を。
白石川堤一目千本桜 町の中心を流れる白石川と残雪の蔵王連峰を背景に咲き誇る一目千本桜。大河原町から柴田町にかけて約8kmにわたって、ソメイヨシノを中心とした桜並木が咲き乱れ、訪れた人たちの目を楽しませてくれる。
武家屋敷 白石城の北、三の丸外堀を兼ねた沢端川の流れに沿い、城下町時代の面影を伝える武家屋敷が立つ。片倉家中旧小関家は260余年前の古建築であると伝えられ、屋敷内の見学ができる。正座敷などが保存されている。所要20分。
滝の湯 寛永13年(1636)に建てられた、鳴子温泉郷で最も古い温泉共同浴場。地元の人だけでなく、観光客にも人気が高い鳴子温泉のシンボルだ。浴室は板張りで昔ながらの雰囲気。湯船は2つで、打たせ湯もある。