鹿教湯温泉 文殊の湯 共同浴場「大湯」を取り壊し、平成12年(2000)に同じ場所に建てられた公衆浴場。内村川沿いに立つ建物は簡素な平屋建てで、館内には男女別の浴場のほか、受付、椅子とテーブルが置かれた休憩スペースだけというシンプルさ。内湯は黒御影石の縁にタイル貼りで、熱い湯とぬるめの湯の2つの浴槽があり、外に続く石造りの露天風呂は5~6人で満員だが、せせらぎと森の緑が清々しい。かつての「大湯」の風情こそないが、名湯を満喫するには充分。
文殊堂 温泉街から五台橋を渡った対岸にある、江戸中期の雰囲気を伝えるお堂。元禄年間(1688~1704)に建立。谷文晁[たにぶんちょう]作と伝わる天井画の竜が、夜な夜な川へ水を飲みに出かけたという伝説が残る。長野県宝指定。
尾張屋 OBARAJUN 気鋭の作家・小原旬のオリジナル作品が並ぶ店。日本古来の刺子という布地を使ったパンツやシルバーのカフスなど、個性的なラインナップ。舞台と称した店先で、作家の話しに耳を傾けるのも楽しい。
澤田屋(丁兼) いつも客があふれている人気の和菓子店。自慢の銘菓「老木」1本2200円は、栗をクルミ入りのこし餡とつぶ餡で包み、檜の年輪をイメージに仕上げたオリジナル蒸し生菓子。裏ごしした栗だけで手作りした栗きんとん6個1690円は、特に女性に好評だ。甘さを抑え、ふわっと広がる自然の栗の風味がたいへん美味。
郷原酒店 木曽路の地酒のほとんどが揃う。木曽地区で作った酒米で出来た妻籠の限定酒、むかし脇本陣奥谷で作っていた酒を復活した鷺娘720ミリリットル純米吟醸1900円淡麗辛口、どぶろく風味の杣酒[そまざけ]1400円、七笑の季節限定の純米無濾過生原酒720ミリリットル1600円、他に七笑の生しぼりたてにごり酒など。すぐに酒を冷やせる人にしか販売しないという、酒の味を大事にする店だ。