
天領時代の華やかなお雛様に会いに行こう!
2月15日から3月31日までの期間、日田市の豆田町・隈で春の訪れを告げる「天領日田おひなまつり」が開催されます!市内の10数か所の旧家や資料館にて、往時の文化を物語る全国的にも珍しい雛人形から、庶民の間で親しまれた紙と布で作る「おきあげ雛」と呼ばれる人形まで、沢山のひな人形やひな道具が一斉に展示・公開されます!
春のひとときに、昔ながらの町並みに風情を感じながら、ゆったりとおひな巡りに出掛けてみませんか?
ひな人形展示施設
Kusano Honke | 豆田町11-4 |
廣瀬資料館 | 豆田町9-7 |
薫長酒蔵資料館 | 豆田町6-31 |
岩澤商店 | 豆田町6-36 |
嶋屋本家 | 豆田町14-5 |
ひな御殿 | 豆田町13-6 |
日本丸館 | 豆田町4-15 |
工房 黒船屋 | 豆田町4-15 |
天領日田はきもの資料館 | 豆田町3-11 |
天領日田資料館 | 豆田町11-7 |
原次郎左衛門家 | 中本町5-4 |
てまり工房と提灯工房 | 隈2-6-10 |
日田祇園山鉾会館 | 隈2-7-10 |
椎茸の森菊 | 隈2-8-13 |
日本料理 春光園 | 隈1-3-3 |
川津家 | 有田町1520 |
古民家 錦映 | 小迫町88 |
【天領日田おひなまつりについて~そのルーツを辿って~】
ルーツには、江戸幕府の西国筋郡代の役所が置かれ、「天領日田」として九州随一といわれるほどの繁栄を極めた背景があります。それは、掛屋(銀行)を中心とする豪商たちが大変活躍し、町人文化が特に花開いた時代。
そんな日田の旧家には、莫大な財を成した豪商たちが京都や大阪などで好んで買い求めた、絢爛豪華な雛人形が数多く現存しており、中には京都屈指の人形師の手による品々なども残っています。
雛人形の公開を始めたのは約40年前。江戸時代からずっと大切に保管されていた雛人形を、まちおこしのために公開したことがきっかけです。それから毎年春に綺麗な雛人形が並ぶ光景に、お客様が吸い込まれるように訪れるようになったのを見て、市を挙げて「天領日田おひなまつり」が始まりました。今ではこれが大分県、九州内、そして全国各地に広がっています。
そして2023年で40回目を迎える「天領おひなまつり」は町の歴史の記憶を大事に守り継いでいくお祭りとして、日田市民の誇りとなっています。沢山の雛人形はもちろん、当時の旧家やその町並みが未だに残る豆田町や隈、天瀬町など、物や場所を大切にする、「日本らしい日田の心」も見て・感じてみて下さい!