上牧 風和の湯 利根川の左岸に立つ町営施設で、黒屋根に白壁が映える外観が印象的。館内も落ち着いた和風の造りだ。浴場は男女別で、縁に御影石、床に十和田石を用いたシンプルな意匠の大浴場と、外のテラス部分に2~3人が入れる程度の小さな岩造りの露天風呂が併設される。ほかには飲食物の持ち込み自由の35畳の大広間があるだけで、全体的に小ぢんまりとした規模だが、温泉は本物だ。無色透明のきれいな湯が、循環せずにかけ流しで利用されている。
月夜野焼祐太郎窯 特色のある赤と青の作品を作る窯元。予約により陶芸体験もできるので挑戦していきたい。手びねり1600円~は所要1時間から1時間30分ほどでマグカップや茶碗などが作れる。ほかに、電動ろくろ体験も楽しめる。
みなかみ町営温泉センター三峰の湯 三峰山[みつみねやま]の中腹にあるみなかみ町営の共同浴場。男女別の内風呂と露天風呂があり、どちらも石を組んだ湯船に豊富な湯があふれる。豊かな緑に包まれ、野鳥の声を聞きながら入浴できるのが魅力。
向井千秋記念子ども科学館 館林市出身の宇宙飛行士、向井千秋氏が名誉館長を務める科学館。他で見ることのできない向井氏ゆかりの貴重な資料が充実している。月の重力を疑似体験できる「ムーンウォーカー」や「発電トレイン」など、科学の原理を利用した体験型の展示物が多く、身近な自然や科学、宇宙について楽しみながら学ぶことができる。群馬県最大級の直径23mの大型ドームで観るデジタルプラネタリウムでは、臨場感あふれるサウンドと迫力ある映像を楽しめる。
田山花袋記念文学館 『蒲団』や『田舎教師』を執筆し、近代日本の自然主義文学の先駆者となった田山花袋は館林の出身。館内では自筆原稿や、書簡、日記、愛用品などを展示。東京代々木の自宅の書斎も再現されている。文学館の向かいには花袋が7~14歳まで過ごした旧居が建つ。所要30分。