丸十 八丈の珍味・くさやを製造・販売。加工場がそのまま店舗になっていて、敷地に一歩足を踏み入れたとたん、独特の香りに包まれる。人気はくさやの王様ともいわれる、青ムロアジのくさや1kg2600円~。あらかじめ焼いてあるパック入りの焼きくさや650円もあり、匂いを気にせずそのまま持ち帰りできる。おかず用にキズモノの安いくさやはお得。キンメ・シイラ・マグロ・サメなど珍品くさやが季節ごとに味わえる。また、アシタバ加工品が大人気。
民芸あき 100年以上昔に立てられたという古い民家を利用した民芸調のみやげ店。畳が敷かれた店内には小物から反物まで豊富な品揃えを誇る黄八丈製品をはじめ、店オリジナルの菓子類、島焼酎やサンゴ製品、雑貨まで幅広い品目が美しくディスプレイされ、見るだけでも楽しめる。黄八丈の端切れを使った猫540円~は手頃な価格で人気が高い。
八丈民芸やました 着物の形がかわいい「黄八丈サブレ」、八丈島を代表する伝統工芸品・本場黄八丈を製造販売するみやげ店。手織体験コーナーもあって、職人の指導の下、好みの柄でオリジナルの作品(1点3300円)が作れる。実際に織機を動かすことで、繊細な柄の黄八丈がどうやって織られているのか知ることもできる。約12cm角の敷物なら約1時間で完成する。シーズンによっては混み合うので、予約をしてから出かけたい。
清水寺 鐘楼、水屋、観音堂が市の有形文化財に指定される古寺。鐘楼は天保13年(1842)建立とされ、入母屋造り、銅板葺きで、朱雀、青龍、白虎、玄武の彫刻がはめこまれ、中央に口径約72cmの鐘が吊られている。急階段を上がった先にある観音堂は、嘉永3年(1850)再建といわれ、軒唐破風の向拝が設けられ、彫刻装飾が多く施されており、幕末期の傾向をよく表しているという。
新田神社 東急電鉄多摩川線の武蔵新田駅から徒歩数分のところにある新田氏ゆかりの神社。正平13年(1358)に矢口の渡しで謀殺された新田義興(義貞の子)の御霊を鎮めるため、新田大明神として祀ったのが始まり。浄瑠璃・歌舞伎『神霊矢口渡』でも知られる、江戸中期の蘭学者・戯作者平賀源内が参拝し、境内の神聖な篠竹で作った厄除開運・邪気退散の「矢守」は、破魔矢の発祥とされている。